助成団体の活動例「(任意団体)すぎなみPW+」

                  ピーダブリュープラス[洋1] 

「すぎなみPW+」

20192月に設立したばかりの「すぎなみPW+」は、設立7か月目にして、NPO法人未来をつなぐ子ども資金による団体立ち上げ支援の助成金を得ました。環境学習プログラムを通じて、「人を育てる」ことを目的に活動を展開しています。選考会では発表原稿を作らず、実際に取り組んでいる教材を提示しながら、熱く語りました。「プレゼンの前には発表原稿を練らないと…」と形から入ることなく、「子どもたちへの想い」を形で示す手法。代表者の大石さん、副代表の木村さんの想いをお聞きしました。

 

1.助成金を申請した理由と知った経緯

団体を作ったばかりで、「〇〇さん、ホチキスって家にある?サインペンは?」と備品も持ち寄りでやっていました。予算がないと[I2] メンバーの負担になってしまうので、活動を継続させるために助成金を探しました。インターネットで「杉並、助成金」と検索すると、「すぎなみ協働プラザ」のサイトがあり、そちらに「未来をつなぐ子ども資金」の助成金が載っていました。他にも助成金はあったのですが、申請時期が春に限定されている等、2019年夏の申請がかないませんでした。

 

2.助成金の申請までと選考会

スタッフの関さんが、仕事で海外からのキャンプを受け入れたりしていたので、書類申請のノウハウを知っていたのが幸いしました。その関さんが『「未来をつなぐ子ども資金」の助成金は、申請様式など、誰でも簡単に申請できるようになっている!』と絶賛していたので見てみると、確かに初めて見てもわかりやすい書類でした。その申請書類への記入に伴って、数か月間の活動実績を数値化するべく振り返ってみると、参加者が千人近くにまでなっていた!とスタッフ一同驚き、喜び合ったのが印象的でした。「自分たちの活動を数値化して見てみる。」この事だけでも、助成金というきっかけがなければ、期間を区切って取り組むこともなかったので、設立したばかりの団体には申請をお薦めしたいですね。選考会当日は、子どもたちと紙とストローで作る工作「パタパタ鳥」を実際に動かして選考委員さん達に見て頂きました。環境教育プログラムとして、いつも子どもたちに説明している模擬授業をそのまま行った感じです。

 

善福寺探検隊~秋~ 何気なく見ている葉っぱにも様々な形がある

(雨天の為、近隣児童館にて実施)

 

3.助成金を受けて、どう変わったか

助成金を受領してまずすぎなみPW+のパンフレットの作成をしました。そして数日後の20191056日には、高井戸の杉並清掃工場内にある、区の環境活動推進センターで開かれた「エコ路地フェスタ」への出展[I3] が決まっていましたので、遠方から来るスタッフの交通費を出しました。また、他の活動でも交通費が出せるようになりました。幼児から大人まで参加できる環境学習プログラムでは、生き物をテーマとして公園を探検したりもします。人手を多く必要とするその際に、集まってくれたメンバー全員に交通費が出せました。さらには、地域連携事業高円寺フェスなど環境プログラム体験会をする際に、資格を持った指導者を招致する予算にもなりました。

 

高円寺フェスのサイエンスワールド「驚異の旅

しずくちゃんになって地球の水循環の旅に出かけました。

モールにビーズをとおしてオリジナルブレスレットのできあがり!

 

4.現在の活動内容

①環境学習事業

善福寺公園等、杉並区内外の公園での然体験活動や然観察会の実施・運営、学校などの教育機関への出前授業を行っています。また、区の環境部環境課環境活動推進係の登録環境団体として、区内の環境に関することを目的として活動しています。例えば、「プロジェクト・ワイルド」というアメリカの環境学習プログラムを用いて、幼児から大人まで、体験しながら考え、「自然や環境のために行動できる人」を育てていく事業です。

②指導者育成事業

18 歳以上のに向けた環境教育プログラムの資格取得講習会を実施しています。

③地域連携事業

荻窪センター祭をはじめとする地域イベントに出展・展示し、参加者に環境教育を広げる活動を行っています。

 

環境教育プログラム資格取得講習会(グローイングアップワイルドのエデュケーター養成)

          

5.団体を作ったきっかけ

20052006年頃から、立川市にある昭和記念公園では自然発見塾等の環境体験学習が行われていました。2016年くらいに、参加していたメンバーのうちの中心的な人たちが、たまたま杉並区在住であるとわかりました。「住んでいる杉並でも環境教育をしていこう!このメンバーで2年は活動しているのだから、杉並区でもきっとできる。」区民メンバーの想いがつのり、2018年秋に杉並に環境教育の団体を作る動きとなりました。「すぎなみPW+」のPW(ピーダブリュ)は上述の環境学習プログラム「プロジェクト・ワイルド」の略です。+(プラス)は、これに加えて、独自のプログラム(水や木を題材にした環境教育や五感を使った体験型ネイチャーゲームなど)を提供していくことを示しています。[I4] 

 

6.未来への夢と課題

設立したばかりの団体なので、夢だらけです。でも、1年弱で夢がどんどん現実になっています。

①活動を周知させて、メンバーを増やしたい。活動が毎月あり、やりたい活動が目白押しなので、仲間を増やしたいですね。

②収益目当てでないので、必要資金の捻出方法の検討が必要です。メンバーの持ち出しを軽くすべく、助成金の申請以外の方法も模索していきたいです。

③指導者養成講習会が初年度の今年は1回しか開催できませんでした。来年度、2回以上の開催を目指しています。

3月には教育委員会主催でサイエンスフェスタに出展しますが、将来的には小学校や中学校の補完教材としてプログラムが取り入れられるよう努力したいです。学校の勉強は答えを教える。でも、考え方は人によって違う。考え方を学んで、大人になって実践する人間になってほしい、それがPW+の願いです。[洋5] 

 

「すぎなみPW+」のあゆみ

2018年秋  区外で知り合った環境教育のメンバーで、杉並区で環境教育をしていこうと意見がまとまり、ミーティングを始める

20192月 任意団体「すぎなみPW+団体設立」

20194月  初イベント「自然発見塾」を開催(昭和記念公園にて)

20195月  自然発見塾

2019年6月  自然発見塾

2019年6月  [洋6] 荻窪地域区民センター祭〈消費者センター

20196月  善福寺探検隊~夏~[洋7] (東京都主催)

20197月  自然発見塾

20198月  セミの羽化観察会(杉並[洋8] 教育委員会後援)

2019年8月  自然発見塾

20199月   指導者養成講習会開催

2019年9月  自然発見塾

20199月  未来をつなぐ子ども資金助成金を受領

201910月 エコ路地フェスタ出展(杉並区[I9] 環境課主催

201910月 自然発見塾

201910 高円寺フェスに出展

201911月 善福寺公園探検隊~秋~(東京都主催

201911月 自然発見塾

[洋10] 201912月 自然発見塾

 

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 [洋1]ダブリュウかダブリューか先方に聞いてます

 [I2]助成金を獲得しても、ボランティアであることに変わりありません

 [I3]表現の統一

 [I4]名前に「+」がついていることの説明として

 [洋5]なんです→です(里舘本人の修正案)

 [洋6]半スペース右へ

 [洋7]~夏~ 挿入してください。消されてしまったようです。

 [洋8]区 を挿入しました

 [I9]追加

 [洋10]削除 2行上とダブっています。